貯蓄/貯蓄できない人のための貯め方

欲しい株式や投信を自動積立する!

長期の資産形成はやっぱり好きな株式と投資信託で!と考えている人にピッタリの自動積立です。1万円でスタートできます。お手軽だからこそ経費はしっかりチェック!

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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株式や投資信託の積立「給与天引きでできる投資型積立貯蓄」では、給与天引きで株式や投資信託を毎月コツコツ買い付け、長期投資する方法をご説明しました。決められた株式や投資信託ではなく自分のメガネにかなった株式や投資信託を買いたい!と思う人には、「株式累積投資」や「積立投資信託」などがあります。銀行や証券会社の口座から毎月・定額・自動引き落としで手間要らずです。もちろん、どちらも長期間・一定額で買い続けますから、「ドルコスト平均法」のメリットを享受できることもあります。

株式累積投資

一般には「るいとう」と呼ばれています。最近は、株式の単元株数が小口化していますが、やはり単元株主になるにはある程度のまとまった金額が必要です。毎月・一定額でコツコツと株式を買い続ける「るいとう」は、「いつかはあの会社の株主に!」という夢を実現する方法の1つと言えます。特徴は、
  • 各証券会社が選択した上場株式(300銘柄程度)の中から投資したい株式を自分で選ぶ
  • 毎月最低1万円以上1,000円単位で購入する
  • 10銘柄程度まで買い付けることが可能(ただし1銘柄1万円以上買い付けるのはキマリ!)
  • 配当金は持株数に応じて配分、全額再投資される
  • 単元株にならなくても1株単位での売却も可能
  • 単元株数になると株式累積投資口座から個人の保護預かり口座に移行し、株主になる

です。株主優待も換金できるものは換金して配当と同じように持株数に応じて配分・全額再投資されますのでご安心を。

おさえておきたいポイント4つ

「るいとう」は手軽に株主になる手段の1つです。手軽だからこそ次の4つのチェックポイントはしっかりおさえましょう。
  • 希望の銘柄を取り扱っているか
  • 株式累積投資口座はいくらか
  • 保護預かり口座(単元株になったとき)の手数料はいくらか
  • 売買手数料はいくらか

「るいとう」口座管理料と売買手数料の例

少額で長期投資する場合、口座管理手数料や売買手数料などの経費は収益への影響が大きいので、できるだけ低く抑えたいところです。しかし、単元株になるまでは株式の名義が証券会社になっていることから、万が一証券会社が倒産ということになれば会社の資産として精算されてしまいます。コストや手軽さも重要ですが、経営基盤や将来性など安全性についてしっかり検討して証券会社を選択する必要があります。

少し資金があるという人は、プチ株やミニ株といった方法で株主を目指すことも考えられます。ミニ株の積立はありませんが、プチ株の積立を取り扱っている証券会社があります。

「プチ株つみたて」については次ページで
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